九州南東部に位置する宮崎県は、温暖な気候とのんびりした雰囲気、自然や食材に恵まれた環境など魅力がいっぱいあります。
地元の人が博多や東京・大阪などの都会生活ではなく宮崎に残って就職するケースが多く、県外から宮崎県に移住する人も増えています。
宮崎の大きな魅力は全国トップクラスに物価が安いことです。一方で2023年10月時点の最低賃金は897円で全国40位タイ(下から3番目に安い)です。
選んだ仕事によっては収入が少なくなってしまいますが、支出も少ないためスローライフでガツガツせず生活したい人に向いています。
また、宮崎で盛んな業種に就職すれば全国平均以上の高収入を得ることが可能です。
宮崎の魅力や特性についての説明と、宮崎で盛んな業種、人気の働き方などを紹介いたします。
宮崎に住みたい方や地元に残るか県外に出て行くかで迷っている方は、是非参考にしてみてください。
九州南東部に位置していて、南北に長い形状の地形をしています。
東縁は総延長400kmもの海岸線があり、内陸に入ると山岳部が多いです。
県土の約75%を山地が占めていて、平野部に宮崎市や日向・延岡・日南などの都市部があります。
主要都市の中心部は利便性が高く、車があれば不自由なく生活できる環境です。
宮崎は主要都市など立地が良い場所でも家賃相場が安く、職場の近くなど利便性が高い場所に住むハードルが低めです。
宮崎県民の平均通勤時間は23分で、全国トップクラスに短い水準です。
育児に費やす時間については沖縄県と並んで全国トップクラスに長く、通勤時間が短くて家族との時間を確保しやすい環境になっています。
宮崎に住む人や県外から移住してきた人からは、背伸びして大都市の郊外に住むよりも充実した生活を送れると評判です。
宮崎県は日本の南西部に位置していることに加え、沿岸を洗う黒潮の影響によって平均気温が沖縄・鹿児島に次いで全国3番目に高いです。
九州の中でトップクラスに日照時間が長く、快晴日数が全国トップクラスに多いなど住みやすい気候になっています。
プロ野球チームがキャンプ地に選ぶことでも知られていて、健康寿命が全国トップクラスに長いです。
なお、降水量も全国平均より多くなりがちで、よく晴れてよく雨が降るメリハリのある気候が特徴です。
宮崎は地鶏が特産品で、宮崎県民は全国でもっとも鶏肉消費量が多いです。
太平洋側に面した沿岸部が多いため漁業が盛んで、日照時間が長くて温暖な気候のためフルーツなどの特産品が多く、宮崎県産のマンゴーは全国屈指のブランド力を誇ります。
他にも全国的に有名になった「辛麺」発祥の地としても知られていて、本格焼酎の出荷量が日本一など宮崎の食文化は全国的に見てもレベルが高いです。
これまでご紹介した宮崎の魅力はこの記事だけでは語り切れません。
以下のページでもっともっと掘り下げてご紹介していますので、併せて読んでみてくださいね。
宮崎県の出荷額ベースで多いのは、食料品・電子部品・デバイス・化学工業です。
食料品は鶏肉や焼酎などの特産品が多数あり、昨今はマンゴーなどブランド食材の海外輸出が増加しています。
電子部品やデバイスでは、キャノン・富士通・エプソンなど大手関連企業の工場が牽引しています。
化学工業関連は、大企業・中堅を中心に多くの企業が宮崎に拠点を持っていて、医薬品やタイヤ・プラスチックなど製造業が全般的に強いです。
宮崎県内に本社の所在地がある企業の中で、売上・事業規模が多い企業をまとめました。
旭有機材株式会社
資本金:50億10万円
売上:770億99百万円(2023年3月期連結)
宮崎銀行
東証プライム上場企業
収益:140.98億(2023年3月期)
株式会社児湯食鳥
資本金:4億9,000万円
年商:629億円(2023年3月期)
株式会社ミヤチク
資本金:2,514,270千円
年商:5,903千万円(令和4年度実績)
株式会社ハンズマン
資本金:10億5,750万円
売上高:308億円(2023年6月期)
宮崎は2000年代以降に大手IT企業の移転やサテライトオフィスの開設などが増加しています。
2020年代に入ってからはコロナ禍によるリモートワークの普及で、在宅ワークをする需要が高まっています。
宮崎は温暖な気候で物価が安い一方で、最低賃金が全国トップクラスに安いです。
こうした環境の中で、フリーランスとして東京・大阪の企業から仕事を請ける。もしくはインターネットを通じて全国を対象にしたビジネスができれば豊かな生活を送れます。
フリーランスで活躍するエンジニアやWebデザイナー、ライターなどが増えているほか、IT企業の宮崎進出による恩恵で未経験からIT・Web関連の分野に就職する人が増加中です。
IT企業などは主要都市の中心部に拠点を持つことが多いですが、都市部でも家賃が安い宮崎は平均通勤時間が短い利点があります。
過ごしやすい気候とプライベートの時間を確保しやすい環境によって仕事の集中力が高まるため、宮崎に拠点を置く企業は質が高い仕事をすると評判になっています。
今後も宮崎ではIT・Web分野が伸びていくことが予想され、仕事探しをしている幅広い方におすすめできる業種です。
宮崎は自治体をあげてIT誘致を積極的に取り組んでいます。
大手では2015年にGMOインターネットが宮崎オフィスを開設し、その後は続々とグループ企業が宮崎に拠点を新設しています。
このほかにもDELLのカスタマーセンターやトランスコスモスが宮崎オフィス開設による代表的な成功事例です。
ほかにも宮崎はIT分野における起業家の誘致・支援にも積極的で、現在はZOZOに吸収合併されたアラタナやMANGO、インタークロスなどの企業を成長させた実績を持ちます。
宮崎県都城市に拠点を置く不動産系IT企業の日本情報クリエイトは、人口16万人の小さな町でスタートして2020年7月に東証マザーズへの上場を果たして話題になりました。
宮崎は大企業やIT系をはじめ、コロナ以降も成長を続けている食料品関係や漁業関連、農業関連など様々な求人があります。
昨今は子育て世代を中心に他県からの転入が増加傾向にあり、小売業や保険業などBtoCの分野が好調です。
最低賃金と平均賃金は全国平均より低めですが、給料などの待遇を見ても魅力的な求人が多数あります。
最近では若者の宮崎離れを防ぐために、県や自治体が積極的に移住・就職支援をを行っています。I・Uターンを検討されている方は現在の宮崎の就職状況と課題への取り組みについて知っておくと安心ですよ。
福岡や東京・大阪に出た方が待遇が良くなると決めつけず、気候や物価の安さなども踏まえて宮崎での仕事探しをしてみてください。
宮崎で仕事を探す方にとって、東京に本社やオフィスがあるIT系企業がいくつもあると分かると心強いですよね。
IT・WEB系の業界を目指す場合、基準の一つにしている方も多いのではないでしょうか。
宮崎では数々のフリーランスデザイナーやプログラマーが活躍しているとご紹介しましたが、同じく活躍しているIT・WEB制作会社も多数存在します。
ホームページと言うとデザイン面が重視されがちですが、成果を発揮するためのSEO対策が施されているかも重要なポイントです。
東京にオフィスを構え、数々のノウハウを活かしたホームページ制作を得意とする宮崎の制作会社もご紹介していますので、お仕事選びの参考にしてくださいね。
株式会社GoA宮崎オフィス制作部
Webマーケティングやホームページ制作などを手がけるWeb制作会社で、SEO対策やPPC広告代行、風評被害対策など幅広い分野を得意にしています。
宮崎オフィスは地域密着型サービス・地域貢献をモットーにしていて、宮崎に関連した幅広い情報を発信しています。